良酒屋 Repeater 15軒目新潟県長岡市「越後地酒専門魚仙」

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良酒屋Repeater 15軒目新潟県長岡市

「越後地酒専門魚仙」

「越後長岡」の「栃尾城」」に「上杉謙信」が入ったのが元服14歳。名を「長尾景虎」と名乗った時の事。

銅像の背後にそびえるのが「栃尾城」。この地で6年を過ごしたのちに「越後上越」の「春日山城」に入り家督を相続していきます。

「越後燕」の「国上寺」は越後最古の古刹と知られ「謙信」も‥

祈願所として十万石の格式を拝領。又、七堂伽藍を建立されたとの事。その「謙信」の足跡が多く残る「中越」にはやはり「謙信」にあやかる酒蔵もあります。

それは言わずと知れた「越乃景虎」醸造元「諸橋酒造」。ここには初めてお邪魔しましたが小さな酒蔵でもなく、かと言って大手の酒蔵でもない何か懐かしい昔を思い出す佇まいに気分は高揚(元々、好きな酒の醸造元でもありますが)。もちろんお酒、買って帰りました。戦利品は「越乃景虎虎七郎」と「腰乃景虎龍生酒」。奇しくも、それぞれ龍虎(寅年に生まれた越後の龍)の名のつく酒です。楽しみが増えました ! さて夜は夜で15年振りの訪問の居酒屋‥

「越後地酒専門魚仙」さん。

僕が「Iakaya散策」を始めた最初のお店です。

「新潟越後酒」に特化した品揃えの豊富さは以前、伺った時に催されていた‥

↑「酔法師(よろぼし)の会｣で実感済み。ここには参加は出来ませんでしたが見学だけさせてもらったのを良く覚えています。もちろん当時、お店で「景虎」をはじめとする幾つかの名酒を呑みました。さて今回も頂きますか !

その前にお約束の「生ビール」で喉を潤します。これは珍しい「アスパラ菜のお浸し」がお通しです。

それに「里いものきのこ寄せ」。これは傑作です。ゼリー寄せと違い玉子豆腐の様な食感とあんのトロミが凄まじい位、最高です。

春らしく「ふきのとうの天ぷら」も頂きます。そして「魚仙」さんに来たからにはコレとこれを頂かなくてはなりません。

‥

名物「ぶりのなめろう」に‥

「特選油揚」の2品。15年振りの再会です。変わらずに美味いです。「鰤」で「なめろう」って聞いた時はホント新鮮でした。ここでしか食べた事ないですもん。もう一つの名物「特選油揚」はいわゆる「栃尾の油揚」では厳密、ないんですね。この「特選油揚」は長岡の栃尾地区の製造者さんの物ではないそう。ですので「栃尾の油揚」ではないそうです。もちろん長岡市内の製造者さんですが名前は秘密だそうです。秘密でも特別に選んでるだけあって本当に美味しいです。

刺身は「こぶじめ白身魚」を。そして僕の最もお薦めするのは‥

「えご」。越後の郷土料理。海藻である「えご草」をお湯で煮詰めてから型に流し込んみ、常温から冷蔵で一晩寝かせれば寒天のような何とも言えない食感を味わえます。これを辛子酢味噌や醤油で頂きます。新潟では箸休めの一品として良く食べるそうですが僕にとっては十分メインになる肴。関東でも「角上魚類」で手に入ります。

さて「越後地酒」を頂きますかと「景虎」や「謙信」そして「山本五十六」銘柄のお酒を頂いたのですが肴が美味しすぎてお酒の写真、撮るの忘れてしまいました。もちろん越後酒、旨いです。流石です。そして彼らが引立てる「魚仙」の肴も最高でした。又、再々訪したいです。絶対に !